TPP(環太平洋経済連携協定)と生命保険・医療保険の見直し
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最近話題になっているのが、TPP(環太平洋経済連携協定)による影響です。TPPは、農業や医療だけでなく、生命保険業界についても、日本の市場が開放される事が予想されています。そのため、現時点ではTPPへの参加には賛否両論あります。
アメリカなどの外資系のの生命保険会社は、これまでもいくつか参入していますが、TPPが締結されてスタートすると、これらの保険会社がより日本に参入しやすくなります。そのため、仮に外資系の生命保険の会社が多く参入する事になれば、消費者にとって選択肢が増えることになりますし、生命保険が一層分かりにくいと感じる人も多くなるものと思います。
また、国内の生命保険の会社にも良い面がありますし、外資系が参入してきたからと言って、必ずしも外資系の生命保険の会社がよいというわけではありません。国内の会社の商品と外資系の会社の商品を比較するときには、専門家の助言を受けながら、それぞれのメリットとデメリットをよく把握する必要性があります。
また、TPPによって、自由診療や混合診療といった、医療費が高額になってしまう医療を受ける可能性が高まることも予想され、そうなれば、高額医療に対する保障を備えた生命保険の必要性が高まることになります。民間の医療保険に加入し、自由診療で受診する富裕層も多くなると思われますが、富裕層ではない普通の人たちがどのくらいの生命保険を契約すればよいのかという点については、きわめて迷うところではあります。
日本がTPP参加ということになれば、おそらく、日本の生命保険業界や医療も変化することでしょうし、仮に日本がTPP参加しなかったとしても、世界的な保険業界の構図が大きく変わることが予想されます。いずれにしても、私達は自分にあった保険を時代に即応した形で定期的に見直していくことが重要です。
したがって、私達消費者も、それに応じた生命保険プランを立て、定期的に生命保険を見直していくことが必要になります。これからの時代は、生命保険の分野について、専門家の助言がこれまで以上に必要になってくることでしょう。